モラハラ夫は外面がいい?
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モラオは外面がいい
ほどなくして気付き始めるのは
モラオは外面がやたらいい
なんと言うか、緊張しているように見える。
人見知りなんだろうと思う。にこにこへらへらしている。
だからか、外面がやけによく見える。
私はこの外面を見て、この人はいい人なんだと思い込んでいた。
日本での結婚式を終え、
日本に帰ってくると義理父と一緒に住んでいた家ではなく、別宅(同敷地内)に住んでいた姉が出て行ったからそこに住める
と言うことになっていた。
この時はさほど気にしてはいなかったが、
その当時モラオが言っていたのは
俺が姉を責め立てる
とかいう理由で出て行ったらしい
俺は何もしていないのに。
とニヤニヤしながら言っていた。
正直出て行って欲しかったのだろうと思う。
なぜなら、モラオはモラオ父と一緒に住みたくはなかったのだろう。
私は別にモラオ父と一緒の家でもよかったし、嫌だなんて一言も行った覚えはないのだが
花子が大喜びするだろうと思ってサプライズにした
と日本からオーストラリアに帰国した時に言われた。
(おい、勝手に私のせいにするんじゃねぇよ、と正直思った。)
過去に一度、姉は農場を継ぐと言って多大なる借金をして家を建て、木を植えたのだが、結局成功せずに農場から出て行った。借金だけを残し。
そう行った過去があるからモラオは長い間姉を恨んでいた。
モラオはその借金の犠牲になったのだ。
土地の半分を売るハメになった。
(だけどもこれはモラオ父の土地であり、この時はモラオのものではないのであるが、おそらく自分が農場を継ぐという思いから自分のものを売るハメになったことに相当怒っていたと思われる。)
さて、それはさておき、
この時さして気にしてはいなかった
この
責め立てるから出て行った
その当時は、責め立ててないのに勝手に責め立てられたと思い込んで出て行ったのかなって思っていたけど
今考えるときっとモラオは責め立てていたんだろうな
気づかないうちに。
そう、モラオは気づいていないのだ。
その言葉たちがどれだけ人を傷つけるか、ということを。
たとえ事実だとしても言い方があるだろって思う。
続く
ポチッとしてくれたら花子が喜んで次の記事を書きます。